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銀行口座の相続手続き(名義変更)をスムーズに行う3つのポイント

相続が発生すると、亡くなられた方の銀行口座は利用ができなくなりますので、相続手続きをすることになります。

しかし、大切な遺産である銀行の預貯金は、しっかりとした手続きを踏まない限り、承継することはできません。

銀行口座の相続手続きをスムーズに行う3つのポイント

① 戸籍関係・必要書類を事前にすべて用意しておく

銀行口座の相続手続きをするに当たっては、金融機関に提出すべき必要書類がいくつかあります。

各金融機関によって細かい部分は異なりますが、一般的には以下の資料を求められることが多いと言えます。

銀行の営業時間内に窓口に行って説明を受けて、それから書類を集めていては、何度も金融機関に足を運ぶことになってしまいます。

ですから、できる限り事前に書類を集め、また各金融機関の指定の届出用紙を取得し、遺産分割協議書(誰が預金を引き継ぐのか・代表して手続きをするのかを決めた書類)も作成しておきましょう。

・各金融機関指定の相続届出書
・亡くなった方の出生から死亡までの除籍・改正原戸籍
・相続人全員の戸籍謄本
・遺産分割協議書
・相続人全員の印鑑証明書(発行から3か月以内のもの)

② 口座振替が止まらない様に注意をする

銀行口座の相続手続きを行うと、相続の対象口座は「凍結」されてしまいます。

つまり、その口座には入金や振り込みができないことはもちろん、ローンや公共料金、クレッジトカードなどの自動引落としも できなくなってしまいます。

思いもよらない延滞金や後々の手続きや説明の煩雑さが生じないためにも、相続手続きを行う前に、口座の利用状況について、確認と関係者への連絡をしっかりしましょう。

③ スムーズに進められない場合は、専門家を利用する。

必要書類の収集が時間的な困難な場合や、他の相続人の協力が得られないなど、ご事情によっては、相続手続きがスムーズに進められない方もいらっしゃるかもしれません。

その場合は、必要書類の取得を含め、手続きの代行を専門家に依頼するのも一つの手と言えます。

特定の書類を除き、相続手続きに特化した専門家であれば、必要書類の収集はもちろん、遺産分割協議書の作成や相続手続きの代行をスピーディーに行ってくれます。

預貯金は相続手続きを行わない限り、自由に使えません。

ですから、相続した預貯金を利用する予定(お墓の購入など)がある場合は、費用対効果を考えて、専門家のサポートを受けた方が良い場合もあります。

当窓口でも、遺産承継業務として、上記の銀行口座の相続手続きの代行も行っております。

平日時間がない方や、お体が不自由で外出の困難な方などお客様のご事情に合わせて、できる限りサポートをさせていただきます。

また、相続人間で関係が悪化しており、特定の方に手続きを任せられない場合も、当窓口であれば、相続手続きに特化した専門家として、迅速且つ中立的に透明性のある代行手続を致します。

※具体的には、当窓口が遺産承継代理人として、一度口座の金銭について代理受領し、預かり金口座に一度入金を行い、そこから相続割合に応じて、それぞれの相続人様の個人口座にお振込みをさせていただくサービスがございます。お客様はご依頼に必要な書類をご用意いただければ、あとは口座にお金が振り込まれるのを待つだけでOKです。

当窓口での手続き代行の費用は、預金残高に関係なく一律でございますので、安心してご依頼できると思います。詳しくはお問い合わせください。

大切な遺産の承継手続きは、できるかぎり迅速・スムーズに行うことをおススメします。

当記事は、記事執筆時点で公となっている情報に基づいて作成しています。

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