相続のことを相談する専門家を選ぶ「3つのポイント」
相続に関する相談をしたいとき、だれに相談をすれば良いのでしょうか。
インターネットで「相続 専門家」と調べると、弁護士・司法書士・税理士・ファイナンシャルプランナーなど様々な専門家が、相続に関するサービスを提供していることがわかります。
「相続の問題をだれに相談するか・・」。これは、相続の問題と向き合っていく上で非常に重要な判断になります。
なぜなら、各専門家によってアドバイスや手続きの進め方が異なる場合があることはもちろん、ケースによっては、最終的な結果や金銭面での負担に違いがでてくる可能性もあるからです。
信頼のできる専門家を知っていたり、紹介してもらえれば、ご自身で調べたり悩むことなく、すぐに相談ができるのかもしれませんが、そのような専門家が身近にいない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、相続の相談をする専門家の選び方について、ご自身でチェックできる代表的な「3つのポイント」をご紹介します。
1.ホームページ・ブログ・セミナー実績等をチェックする
まずは、ホームページなど公開されている情報を調べて、相談を検討している専門家の得意分野をチェックしましょう。
皆様も、お医者さんを選ぶ際に、その病院のホームページや治療実績などをチェックされたご経験があるのではないでしょうか。
それと同じように、公開されている情報をもとに、ご自身の悩みを相談できる専門家かどうか確認しましょう。
また、相続に関する専門のサイトやブログを開設していて、ご自身が相談したいと思っている内容に近いケースやその解決方法を公開している場合は、相談先として具体的な候補の1つになると思います。
ひとえに専門家と言っても、取扱業務や得意分野はそれぞれです。資格名だけで判断せず、一歩踏み込んだリサーチを心掛けましょう。
2.明確な料金体系とサービス内容
次に大切なチェックポイントは、料金とサービスの内容です。
相談をするにあたっては、少しでも費用を抑えたいと考える方もいらっしゃるでしょうし、しっかりとしたサービスであれば、それなりにお金がかかってもよいと思う方もいらっしゃるでしょう。
どちらの方にも共通して確認をしていただきたいのは、料金とサービス内容が明確かどうかです。
相談当初は、予算内で希望するサービスを受けられそうであっても、最終的に提示された料金やサービス内容が思っていたものと違う場合、専門家との信頼関係が崩れトラブルに発展してしまうこともあります。
ご自身が受けるサービスの料金と内容は、ホームページはもちろん、初回の相談時にしっかりと確認をしておきましょう。
また、サービス内容を確認するとともにトラブルを防止するためにも、必ず「見積書」をもらってから正式に依頼をすることが大切です。
なお、ケースによっては追加で費用が掛かることや、サービスの内容が変更になることもありますので、そういった場合には、必ず事前に案内をしてもらえる様お願いをしておくと良いと思います。
3.専門家との相性
実は、相談をする上で一番重要と言っても過言ではないのが、「専門家との相性」です。
多くの人から高い評価を受けている有名な専門家であっても、ご自身が相談しづらい、本当の悩み事を打ち明けられないのでは意味がありません。
これは信頼をしている方から紹介を受けた場合であっても同じです。
しっかりお金を払って相談に乗ってもらうわけですから、「この方なら信頼できそう、相談しやすい」と思うことが大切です。
相続の相談は、将来にわたって継続的に生じることもありますので、内容によっては長いお付き合いになることもあります。
また、プライベートな情報を開示して相談をすることにもなります。
専門家には守秘義務がありますので、外部に個人情報や相談内容が漏れることはありませんが、信頼できて相談しやすいということはとても大切です。(もちろん、話しやすいだけで能力が伴っていないのであればNGです。)
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家族信託のあんしん窓口
当窓口でも、ご相談をいただいた方に対しては、相談しやすい環境と明確な料金体系のもと、できるかぎりご希望に沿ったサービスの提供を心掛けています。
ご相談先をお悩みの場合は、初回は無料相談のサービスを設けておりますので、お気軽にご利用ください。
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